一宮市で棟瓦の補修工事
ここ数日の寒波で東海地方も雪が降ったりで仕事がなかなか進みません。
天気予報で降らないなと思って出発したら現場着いた途端降り出すなんてこともありました。
これが一番辛い・・・。
この季節は本当に参りますね。
さて、先日の工事になりますが、一宮市のお客様から問い合わせをいただきました。
棟瓦の漆喰が剥がれてしまって、釘も浮いてしまっているとの事。
とりあえず現地調査に伺いました。
漆喰の剥がれも気になりますが、釘が浮いてしまってるので強風で瓦が飛んでしまう可能性があります。
台風などで瓦が飛ぶことがありますが、棟瓦が飛んでしまった事例の多くが釘が浮いてしまっていたり、銅線が切れていた事が原因です。
こういった事を予防する為に、補強工事が必要ですが、漆喰を新しく詰め込んでも意味がほとんどありません。
コーキングで補強することを薦める業者さんも多いと思いますが、それでは根本的な解決にはなりませんので今回は一旦棟瓦を解体して、棟の芯材も含めて取り替える工事をお勧めしました。
実はこのタイプの棟瓦でしたらそれほど大変な工事でなありません。
まず棟瓦を外して、漆喰と土を撤去します。その後、棟瓦を取り付ける芯材を樹脂製に取り替えます。
樹脂製でしたら、例えビスが浮いてしまったとしても水が侵入して芯材が傷んでしまう心配も少なくなります。
芯材を取り付けたら漆喰の代わりに屋根用モルタルを塗り込み、
パッキン付きのステンレスビスで固定して工事完了です。
これで台風でも瓦の飛ぶ事のない屋根に生まれ変わりました。
漆喰を塗り込みとボンドを使った固定を薦める業者も多いですが、これが瓦の専門業者ならではの工事ですね。