住宅は、安い買い物ではありません。どうせなら長く住める家を・・・、って考えるのが普通だと思いますが、
皆さんは、家作りで長持ちさせるのに重要な箇所はどこだと思いますか?

答えは基礎であり、柱などの構造体であり、風雨から家を守る"屋根"なんです。

どんなに頑丈な基礎や頑丈な柱を使っていても、屋根から雨が漏っていては、すぐに柱が腐ってきます。
柱が腐ってきては、寿命が著しく短くなるでしょう。
修理するといっても、柱の取り替えとなると、かなり大掛かりな工事になります。
大黒柱や通し柱の取り替えとなると不可能に近いでしょう。

ですので、しっかりとした屋根を選びましょう。

では、優れた屋根とはどういう物でしょう。
基本的には、どんな屋根材を選んでも雨漏りはしません。ですが、屋根材にも寿命があります。

寿命が短い屋根材を選べば、数年に一回のメンテナンスが必要になります。
例えば、色が剥げてきたら塗装しなければなりませんし、ヒビがはいってきたら取り替えなければなりません。

そこで、瓦をお勧めします。瓦なら色は剥げませんし、耐久性も数十年は大丈夫でしょう。
もし割れてしまっても、その箇所だけ取り替える事ができるので、安価にできるでしょう。

逆に、どんなに優れた屋根材を使っても、柱などの構造が弱ければ家全体の寿命に関わってきますし、
基礎がしっかりしてなければ家が傾いて来てしまいます。
これでは、キッチンや風呂などに高いお金を掛けたところで、家が耐えられなければ、どうしようもありません。

最近の傾向として、ハウスメーカーのローコスト住宅などは、目に見えない柱などの材質を落とし、
低価格を実現してるといった話も聞きます。

どうせ家を建てるなら長く住める家を。設備も大事ですが、本当に重要なのは何か、を見極めて下さい。