最近よく聞くラバーロック工法。瓦同士を接着剤のような物でくっつける・・・という工法です。
主な利点として、台風に強い、地震が来てもずれにくい、といった事が挙げられます。
良い事ばかりじゃん!とお思いの方もいらっしゃると思います。事実、施工した家も、ちらほらと見ます。
ですが、決していい事ばかりでは無いです。
まず、瓦同士を接着剤でくっつける為、1枚でも割れたら交換するのに手間が掛かる。
次に、見た目が悪くなる。接着剤のような物にホコリが付いて黒っぽくなってきますし。
で、1番の問題が、悪質、ずさんな工事をする業者が結構いる・・・といった点でしょうか?
悪質という点では、工事代金が異常に高いといった例があります。
実際に聞いた話ですが、普通の家の規模で工事代金が120万円掛かった・・・といった例もあります。
120万円といったら、もうちょっとで瓦の葺き替え工事が出来てしまうくらいの金額です。
他にも80万円だとか、いろんな話を聞きます。しかもこれらの話に共通するのは、
「今ならキャンペーン中に付き、安くしますよ。」といって、その場で契約したがるという話です。
多分、時間を置くと正規の料金の相場がばれてしまうことを恐れてるんだろうと思いますが・・・。
ずさんな工事の例だと、ろくに瓦のズレを直さずに工事にするもんだから、ズレたままで固定された・・・
雨仕舞い(水の通り道)を考えずに接着剤を塗ってしまった為、雨が漏ってしまった・・・。
ちなみに屋根の業界では、効果は認めるが推奨は出来ない・・・、との事です。
普通の瓦屋根の施工がされていれば、台風が来ても飛ばないものなんですよ。
もしそれでも、ラバーロックに興味がある方は当店でも工事しますのでメールいただければお見積いたします。