外れかけの鬼瓦の修復工事
一宮市のお客様から「訪問業者が来て、瓦を直さないと大変な事になると言われた」とのご相談を受けました。
早速見に行ってきましたが、確かに銅線が緩んだせいか、鬼瓦が落ちそうになっています。

ただ、意図的にずらされた可能性もあります(汗)
ほかの箇所の異常がないか点検し、早速、工事の提案をさせていただいて見積りを出させていただきました。
実は同時期に他のお客様からも同じような相談を3件ほど頂いており、全部同じ業者でした。
聞いてみると数人で営業に回っているみたい。手あたり次第声をかけて、話を聞いてくれそうだとハシゴを持った人が合流するようです。
さて、工事のご依頼をいただいたので棟瓦を積みなおします。鬼瓦は銅線で縛ってあるので、棟をある程度解体しないといけないんです。

現在の工法は、のし瓦も全て緊結して積みますが、ひと昔前まではのし瓦まで縛ることはしてません。
ですので、今回は現在の施工法で積みなおします。

土も屋根用のモルタルを使用するので非常に頑丈になります。

工事が完了しました。
あとから余談でお客様から聞きましたが、最初に来た訪問業者、瓦をボンドで止めるなどの工事内容で見積金額が100万円近かったそうです。
訪問業者は不要な工事を法外な金額でやっていくのでご注意くださいね。