激しい雨の時に雨漏りがしたとのお問い合わせをいただきました。
早速、伺ってみると数年前に外壁塗装の工事をされた時に、塗装屋さんが瓦に漆喰を塗ったほうがいいと勧められ、
お願いしたところがどうも怪しい・・・。
意外とあるあるでして、漆喰を塗れば強くなるような気もしますが、間違った施工をすると雨水が浸入しやすくなり、雨漏りにつながってしまう恐れがあるんです。
今回のお客様はまさにその通りで、ほかの箇所でも雨漏りが発生していました。
現在は瓦の下に土が乗っており、屋根が重たい。瓦の緊結がされていないので台風などの際に心配ということもあり、今後のことを考えると棟瓦を積み替えるよりも瓦を全て葺き替えて、将来的にも安心できる屋根にしたいとの事で葺き替え工事をすることになりました。
まずは瓦をめくっていきます
棟瓦付近の土が湿っていて、色が違うのが分かりますね。雨漏りがしていた事が間違いないことが分かります。
瓦と土を撤去したあとです。ちなみに今回撤去した土の重さは5トン近くもありました。
屋根の下地の状態です。綺麗に並べてありますが、この上に針葉樹合板を張って、強くしていきます。
針葉樹合板を張り終わりました。葺き替え工事は工事中の雨漏り防止の為にブルーシートを張ることもあるので手間がかかります（汗）
ルーフィングを張り、瓦を固定するために桟木を打ち付けました。水抜き加工と防腐処理がされた、瓦工事専用の桟木です。
瓦を並べて釘で固定します。現在の瓦は防災瓦が主流になっており、浮き上がり防止のフックなども付いて非常に飛びにくくなっています。
雪が降る地域では写真のような雪止め金具を取り付ける事をお勧めします。
瓦工事が完了しました。今回使用した瓦は鶴弥のスーパートライ スマートという瓦。とてもスッキリした屋根に仕上がりました。
葺き替え工事のようなリフォーム工事では、壁際などの処理が手間がかかりますが雨漏りのしないよう確実に施工しなければなりません。
葺き替え工事後と工事前の写真になります。
見比べてみると、イメージがかなり変わった事が分かりますね。
今回の工事は瓦屋根耐風改修補助金という補助金の対象にもなりました。
お住まいの自治体によってはそういった補助金を受けることが出来るので調べてみてはいかがでしょうか？
弊社でもお得な情報があれば、お客様にお勧めしてますので、お気軽にお問い合わせください。
