先日、お付き合いのある塗装屋さんの社長からご相談がありました。
「現在塗装中のお宅で、屋根の鬼瓦が落ちている。他の箇所も触るとグラグラするんだけど、直せる?」

これ、あるあるでして、原因は鬼瓦を縛っている銅線が細すぎるか、屋根に打ち付けている釘が細すぎるか。
どちらも当てはまることも結構あるんです。
今回の場合は銅線も細いし、釘も錆びて頭しか残ってない(汗)

あとは過去に漆喰を塗り増ししたせいで、若干雨水が棟の内部に入りやすくなっており、銅線と鉄釘が痛んでしまった事も要因かと・・・。
こうなってしまうと、一部の鬼瓦を縛り直したところで、他の部分も近いうちにダメになってしまいます。
今回は外壁の塗装中なので足場が組まれています。足場があるうちに全ての部分を補修した方が長い目で見るとお勧め。
全ての棟瓦の積み直し工事をお勧めし。工事をさせていただくことになりました。
棟瓦を解体していくと、やはり棟内部に雨水が入っていました。若干色の違いが分かると思います。
漆喰を厚く塗り増ししたせいで、雨水が内部に入っちゃうんですよね。

棟瓦を解体したところです。土で瓦を固定した、昔ながらの工法です。現在は土を使わず、瓦を桟木に引っ掛け、釘で一枚一枚しっかり固定することがほとんどです。

鬼瓦を銅線でしっかり固定し、棟の瓦を積んでいきます。土ではなく、屋根用のモルタルを使うので、漆喰は必要ありません。
熨斗瓦を銅線で緊結するので落下の恐れもありませんね。

2段目、3段目も同じように銅線でしっかりと緊結していきます。

工事完了です。地震や台風にも強い棟瓦になりました。棟下の漆喰はモルタルなので補修も不要です。

築30年ほどの住宅になってくると、耐久性が高いといわれる瓦の屋根でも、傷んでいる事もあります。
北野瓦店では屋根の点検だけでもご相談に乗りますので、気になる事は全てお任せください。

