新築工事(引っ掛け葺き工法、一文字軒瓦)


まず、瓦の寸法を測り、屋根に墨付けをして印をつけます。
その印に瓦棒を合わせ釘で屋根に打ち付けます。
一文字軒瓦を合わせている所です。
合わせ目に隙間が出来ない様、一枚一枚根気よく、丁寧に
合わせます。
一文字軒瓦を屋根に取り付けた所です。
一文字は合わせるのも取り付けるのも、大変、手間がかかります。
線が歪んだり、瓦に傷が付かない様、細心の注意をはらいます。
桟瓦を葺いています。
縦に張った糸に合わせ真っ直ぐに葺きます。
瓦棒に瓦を引っ掛け、ステンレス製のビス(釘)で止めます。
袖瓦を付けて、素丸(筒瓦)を取り付けました。
この袖瓦は「中付け刻み袖瓦」といって、普通の袖瓦とは異なります。
一文字瓦の様に一枚一枚丁寧に合わせ、真っ直ぐ取り付けます。
普通の瓦との違い分かります?
鬼瓦を据え付け、下から撮りました。
大棟の施工です。
台熨斗を積み、銅線を挟み割熨斗(わりのし)を1段積んだところで
輪違い熨斗(わちがいのし)という瓦を2段積みます。
更にその上に割熨斗を3段積み、冠瓦を載せます。
写真では輪違い熨斗を1段積んだ所です。
続いて、降り棟(くだりむね)の施工です。
鬼瓦をしっかり堅結し、台熨斗を1段、割熨斗を4段積みます。
降り棟も銅線で縛る為、台熨斗が済んだら銅線を挟んでおきます。
尚、台熨斗の下は雨水が流れる為、瓦の破片等を使って
水路を作っておきます。
隅棟の施工です。
写真では分かりにくいですが、降り棟との接合部付近(隅棟の右端)では、
上から流れてきた雨水が隅棟の下を流れる為、トンネルを作って
隅棟の下を通り抜ける様にしなければなりません。
知らない人が見ると、漆喰(しっくい)の塗り忘れだと勘違いされることも
ありますが、これは必ず行わなければなりません。
壁際に割熨斗を2段積みます。地域によっては3段積む場合もあります。
最後に銅線で棟を縛り、掃除をし、完成です。
これだけ立派な屋根になると片付けだけでも
大仕事です。
延べ1ヶ月ほどかかりました。
大棟3本、降り棟10本、隅棟10本。
しばらく一文字はいいや。(苦笑)



前のページへ | TOPへ